10月1日から最低賃金がアップしました。
コロナで深刻な影響を受けている事業、特にアルバイトの多い飲食業にとっては
最低賃金アップは相当に厳しいと思います。
日本の賃金制度は労働者の「時間」に応じて報酬を支払う制度になっています。
時給1200円の労働者の場合、1分あたりの労務単価は20円となります。
例えば、その労働者が隣に座っている労働者と3分間雑談してしまった場合
会社は業務とは関係ない時間に60円を支払うことになります。
この場合は2人で雑談なので120円のコストになります。
時給とは「労働者の最大限のパフォーマンス」に対して支払われる報酬と考えています。
会社は、労働者ひとりひとりに対して、報酬は「最大限のパフォーマンス」に対して支払われるものである事を意識させ、
そして「1分あたりのコスト」を意識させる必要があります。
日本のひとりあたり労働生産性はOECD加盟37か国中26位。
お隣の韓国よりも低いです。
会社だけでなく、労働者各人が「生産性」をより意識して働かなければなりません。