製薬会社龍角散パワハラ裁判とは?
製薬会社「龍角散」の元法務担当部長の50代女性が、忘年会での社長のセクハラ行為を調査したところ、
解雇されたとして解雇無効の確認と賃金の支払いなどを求めた訴訟。
訴状によると、元部長は2018年12月、
社内の忘年会で藤井隆太社長が女性従業員に抱きついたと聞き、調査を開始。
19年3月、セクハラ行為を捏造(ねつぞう)し女性従業員に意向と異なる申告をさせたなどとして、
同社を解雇されていました。
製薬会社龍角散パワハラ裁判のその後
東京地裁で行われた裁判は6日までに、和解が成立。
会社側が解決金として6千万円を支払うことになりました。
女性活躍が叫ばれる昨今、
旧態依然とした横暴な経営者様や経営幹部の方が時流に対応できず、
パワハラやセクハラを行うことで相談件数は年々増加の傾向にあります。
良識のある経営者様におかれましては
パワハラの「基準」を認識・共有頂き職場環境悪化の予防に努めて頂きたいと思います。
《職場におけるパワハラ6つの類型》
上記の例は限定列挙ではありません。
また、個別の事案の状況等によって判断が異なることもありえますので
職場におけるパワーハラスメントに該当するか微妙なものも含め広く相談に対応するなど
適切な対応が必要となります。
パワハラチェックシート(職場のパワーハラスメント対策に係る自主点検票)で自社のハラスメントに対しての
リスク管理状況も確認してみてください。
※厚生労働省「職場のパワーハラスメント対策に係る自主点検票 」ダウンロード