現物給与Q&A

Q1：現物給与とはどのようなものか

A1：給与は、金銭で支給されるのが一般的ですが、住宅（社宅や寮など）の貸与、食事、自社製品、通勤定期券などで支給するものを現物給与といいます。現物給与で支給するものがある場合は、その現物を通貨に換算し、金銭と合算して標準報酬月額の決定を行います

Q2：このたびの現物給与価額の改正は、どこが変更になったのか？

A2：１８府県において、食事の現物給与価額が変更になりました

Q3：現物給与価額の改正は、固定的賃金の変動に該当するのか

A3：「固定的賃金の変動」に該当します

Q4：このたび改正された価額は、4月1日から適用するとされているが、4月の給与の締め日が月の途中だった場合、現物給与価額はどのように計算するのか

A4：現物給与（食事、住宅等）については、給与の締め日は考慮せず、4月分（1カ月分）の報酬として計算します

Q5：勤務地がA県にあり、社宅がB県にある場合、現物給与価額はどちらの県の価額により計算するか

A5：勤務地であるA県による価額で計算します

Q6：本社と支店等が合わせて１つの適用事業所となっている場合（本社で人事・労務・給与をまとめて管理している場合）は、本社または支店等のどちらの地域の価額で計算するのか

A6：それぞれの勤務地による価額で計算します

Q7：住宅の現物給与価額は1カ月当たりの価額が示されているが、月途中の入居の場合でも、1カ月分の価額により計算するのか

A7：月途中から入居した場合であれば、日割計算を行います

Q8：住宅による現物給与の場合、台所・トイレ・浴室・廊下を含めた広さで計算するのか

A8：：含めずに計算します

Q9：住宅による現物給与で、㎡で表示されている場合、どのように計算するのか

A9：1畳あたり1.65㎡に換算して計算します

Q10：食事の現物給与価額について、給与から食事代を徴収（負担）している場合は、どのように計算するのか

A10：：食事代の徴収（負担）額により、以下の①、②のパターンで計算します

日本年金機構「令和５年４月から現物給与の価額が改正されます」
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo/hoshu/20150511.files/2023.pdf
厚生労働省「現物給与の価額改定について（令和５年度）」
https://www.mhlw.go.jp/content/001068092.pdf

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