休憩時間を考える
三菱UFJ銀 3店で昼休業を導入へ – Yahoo!ニュース
三菱UFJ銀行は、店舗運営の効率化を図るため、9日から福岡県の北九州・久留米支店、長崎県の長崎支店で「昼休業」を導入するそうです。従業員に「しっかり休んでもらう」という観点からはいいと思いますが、「昼休み時間帯に銀行へ行きたい」というニーズにどのように対応するかが課題と考えます。
休憩の原則と労働基準法
途中付与の原則
休憩は、労働時間の「途中に」与えなければなりません。勤務開始から休憩なしで長時間労働することは認められていません。
一斉付与の原則
休憩は、原則として労働者全員に「一斉に」与えなければなりません。ただし、労使協定などにより、例外的に個別に休憩を与えることも可能です。
自由利用の原則
休憩時間は、労働者が「自由に」利用できる時間です。会社が休憩時間に業務を指示することは原則として認められません。
休憩の目的
休憩は、労働者の心身をリフレッシュさせ、労働能力を回復させることを目的としています。十分な休憩を取ることによって、以下の効果が期待できます。
- 労働災害の防止: 疲労によるミスや事故を防ぐ
- 生産性の向上: 休憩することで、集中力や作業効率がアップする
- 離職率の低下: 労働環境の改善につながり、従業員の満足度を高める
労働時間・休憩に関するご相談も仙台の社労士 社会保険労務士法人ブレインズまでご相談下さい。