どうすれば混入防止をすることができるか
「すき家」でゴキブリ混入 一部店舗を除く全店で 一時閉店へ(TBS NEWS DIG Powered by JNN) – Yahoo!ニュース
飲食店でゴキブリが混入する事態は、お客様の信頼を大きく損ない、店の評判を著しく低下させてしまいます。そのため、徹底的な対策と従業員全体の意識向上が不可欠です。特にアルバイトスタッフが業務の中心になっていますので、アルバイトの意識を徹底的に改善することが必要不可欠となります。
まず、基本的な事ではありますが、日常清掃の徹底が重要となります。客席のテーブルや床だけでなく、厨房の床や作業台、シンク周りの食べ残しや油汚れを徹底的に拭き取り、特に見落としがちな場所も丁寧に清掃します。ゴミ箱のゴミはこまめに回収し、生ゴミは放置せず、閉店時に必ず処分します。排水溝に食べ残しや油が溜まらないように、定期的に清掃することも大切です。
次に、整理整頓を心がける事です。食材や調味料は床に直置きせず、棚に整理して保管し、開封済みの食材は密閉容器に入れ、期限切れのものは廃棄します。段ボールや新聞紙はゴキブリなどの隠れ場所になるため、溜め込まずに処分し、納品された食材の段ボールは速やかに解体して処分します。清掃用具も使用後は清潔に保ち、整理整頓された場所に保管するとよいでしょう。
また、侵入経路の遮断も重要です。ドアや窓の隙間、配管の周りなどに隙間がないか確認し、アルバイトはその結果を社員に報告します。食材や段ボールなど、外部から搬入されるものにゴキブリが付着していないか確認し、外部から持ち込まれた段ボール等は速やかに廃棄するようにしなければなりません。万が一、ゴキブリなどを発見した場合、アルバイトはすぐに社員に報告し、発見場所や状況を正確に伝えます。粘着シートや捕獲器の設置場所を把握し、定期的に確認し、捕獲されたゴキブリは適切に処理します。
労務管理上、衛生教育への参加や清掃意識の向上が最も重要になります。衛生管理に関する研修や勉強会に積極的に参加し、ゴキブリなどの生態や予防方法を学びます。常に清潔な環境を維持する意識を持ち、自分自身の行動がお店全体の衛生環境に影響することを理解し、積極的に清掃に取り組みます。
これらの対策をアルバイトスタッフ一人ひとりが実践することで、ゴキブリの混入を効果的に防ぎ、お店全体の衛生環境を向上させることができます。飲食店の提供物にゴキブリなどが混入した場合、事業が致命的なダメージを受けることになります。物理的な衛生管理も大切ですが、最も大切なのはアルバイトの意識改革になりますので、早急に取り組んでみて下さい。