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最新情報

【令和7年度】塩竈市小規模事業者チャレンジ補助金 募集開始|宮城県の社労士が徹底解説

塩竈市で新たに始まる小規模事業者向け補助金とは

宮城県塩竈市では、地域の小規模事業者を支援するために「小規模事業者チャレンジ補助金」の募集が始まりました。この制度は、市内に本社または主たる事業所を構える小規模事業者が、販路開拓や生産性向上のために行う取り組みを行った際、その経費の一部を補助する仕組みです。補助金と聞くと「資金的な支援」としての側面が目立ちますが、実はそれ以上に経営を見直すチャンスとしての効果が大きいのです。


補助対象となる事業者の条件

補助金の対象となるのは、以下の条件を満たす小規模事業者です。

  • 市内に主たる事業所または本社があること
  • 市税等の滞納がないこと
  • 暴力団等と関係がないこと

さらに、従業員規模は業種ごとに制限があります。

  • 卸売業・小売業・サービス業(宿泊・娯楽を除く):従業員5人以下
  • 宿泊業・娯楽業、製造業その他:従業員20人以下

つまり、地元で頑張る飲食店や小売店、製造業、サービス業の多くが対象となります。


補助対象となる経費の具体例

経営計画に基づき「販路拡大」「生産性向上」に資する経費が対象です。

  • 新規顧客獲得に向けた広告宣伝費やウェブサイト構築費
  • 製造効率を高めるための機械装置導入費
  • 市場開拓のための展示会出展費や旅費
  • 専門家への依頼費用、外注費、開発費 など

ただし、パソコンやタブレットなど汎用性が高い備品は対象外です。また「単なる更新」や「ホームページ作成そのものを目的化」するような計画は認められません。


補助額・スケジュール

  • 補助率:2分の1(自己負担と同額まで補助)
  • 補助上限額:40万円
  • 事業実施期間:令和7年4月1日~令和8年3月31日
  • 募集期間:令和7年11月4日(火)~12月5日(金)

補助金申請の本当のメリットとは

補助金は「お金がもらえる制度」という印象が強いですが、実際の価値はそれ以上にあります。

経営計画を見直すきっかけになる

補助金の申請では、必ず「事業計画書」の提出が求められます。自社の強み・弱みを整理し、どこに投資をすれば効果的かを考える過程そのものが、経営改善につながります。

計画を実行に移す原動力になる

「やりたい」と思っていた投資や改善も、コスト負担を理由に先送りされがちです。補助金があることで、意思決定のハードルが下がり、計画を実行に移す後押しとなります。

企業の信用度が高まる

補助金の採択は、市や国から「事業計画が妥当」と評価された証でもあります。取引先や金融機関からの信用が増し、資金調達や取引条件の改善につながる場合もあります。


宮城県・塩竈市の事業者への提案

補助金申請を単なる「資金調達」と捉えるのではなく、「経営の見直しと成長戦略の実行」と位置付けることが大切です。塩竈市の事業者にとっては、40万円という金額以上に、自社の未来を描き、形にする絶好の機会になります。

応募要領・注意事項

本事業に応募する場合は、必ず応募要領を確認いただき、要件や必要書類等を確認してください。
要件に合致しない場合や、内容に同意を得られない場合は応募することができませんのでご注意ください。なお、経営計画・事業計画の作成や磨き上げについては、会員、非会員を問わず塩釜商工会議所の支援を受けることができます。

R7応募要領 [PDFファイル/404KB]

よくある質問についてはR7FAQ [PDFファイル/210KB]から確認願います。

応募書類等

単独1事業者による申請と、複数事業者による共同申請では必要書類が異なりますのでご注意ください。

必要書類

条件付きで必要な書類

その他の書類


まとめ

  • 対象:塩竈市内の小規模事業者(従業員5人または20人以下)
  • 対象経費:販路開拓・生産性向上に関連する経費
  • 補助率:2分の1、上限40万円
  • 募集期間:令和7年11月4日~12月5日

補助金申請は、単なる資金獲得ではなく、経営戦略を整理し、実行する絶好の機会です。社会保険労務士法人ブレインズでは、補助金申請支援とあわせて、人事制度・賃金制度の整備、国の助成金活用まで一貫したサポートを行っています。宮城県・塩竈市の事業者の皆さまは、ぜひお気軽にご相談ください。

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