会社を辞める時を考える
昨今、退職代行を使う人が増えいます。弊事務所にも、関与先から年間数件ほど、退職代行を使っての退職の申し出があります。昭和生まれの私としては「最後くらい」と思うのですが、それもアナクロなのかもしれませんね。今回は退職代行のメリデメを考えてみます。
メリット
心理的負担の軽減
退職の意思を直接伝える必要がないため、精神的なストレスが軽減されます。特に、上司や同僚との対立を避けたい場合に有効です。
迅速な退職
退職代行を利用することで、スムーズに退職手続きを進めることができます。退職日の調整や有給休暇の消化なども代行してくれる場合があります。
法的サポート
弁護士が関与する退職代行サービスでは、未払いの給与や残業代の請求、ハラスメントの慰謝料請求なども対応してくれます。
デメリット
費用がかかる
退職代行サービスには費用がかかります。一般的には3万円から10万円程度が相場です。
人間関係への影響
退職後も元の職場との関係を維持したい場合、退職代行を利用することで関係が悪化する可能性があります。
トラブルのリスク
退職代行を利用することで、会社側とのトラブルが発生する可能性があります。特に、法的な交渉が必要な場合は、弁護士が関与していないと問題が複雑化することがあります。
退職代行を利用する人って、会社といろいろとトラブルがあって会社を辞める場合を想像するかもしれませんが、実は、会社で上司や同僚ととてもいい関係で、そのいい関係の方々に「辞めます」と言えないケースもあるんじゃないかと思っています。
退職の「手続き」については仙台の社労士 社会保険労務士法人ブレインズまでご相談下さい。