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最新情報

PMIセミナー(ケーススタディ)を仙台で開催

M&A後の統合を成功に導くため、支援者に求められる実践スキルとは

中小企業のM&Aは、事業承継対策としてだけでなく、成長戦略の一環としても広がりを見せています。件数が増える一方で、M&A後に十分な成果を上げられていないケースが少なくないのも事実です。その最大の要因として挙げられるのが、PMI(Post Merger Integration/経営統合プロセス)への対応不足です。こうした状況を受け、中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)東北本部は、経済産業省東北経済産業局と合同で「PMIセミナー ケーススタディ」を開催します。本セミナーは、2026年1月に岩手県盛岡市、2月に宮城県仙台市で行われ、仙台会場ではオンライン配信も予定されています。参加費は無料で、地域で中小企業支援に携わる専門家を主な対象とした内容です。


M&Aは「成約後」からが本番になる

M&Aが成立した瞬間に支援が終わる、という時代はすでに過去のものになりつつあります。買収後、あるいは統合後の現場では、経営方針のすり合わせ、人事制度や労務管理の統合、組織文化の違いへの対応など、数多くの課題が一気に表面化します。特に中小企業では、経営者同士の合意はできていても、現場レベルでは不安や混乱が広がり、従業員の離職やモチベーション低下につながるケースも珍しくありません。こうした事態を防ぎ、M&Aの効果を最大化するために欠かせないのが、計画的かつ実務に即したPMIの実施です。そのためには、金融機関や士業などの支援機関がそれぞれの専門性を活かしながら連携し、事業者に寄り添った支援を行うことが求められています。


理論だけで終わらせない、実践重視のセミナー構成

今回のPMIセミナーは、知識のインプットにとどまらず、「実際に支援の現場でどう動くべきか」を学べる構成になっています。第一部では、M&A・PMI支援に携わってきた支援者と、実際にPMIを経験した事業者による基調講演が予定されています。教科書的な成功事例ではなく、統合の過程で直面した課題や意思決定の難しさなど、現場目線のリアルな話が共有される点が特徴です。続く第二部では、ケーススタディを通じてPMI支援を疑似体験します。参加者は具体的な事例をもとに検討を行い、第一部の講師陣から助言を受けながら、PMI支援の考え方や実務上のポイントを深掘りしていきます。支援者としてどこに目を向け、どのタイミングで関与すべきかといった実践的な視点を身につけられる内容となっています。


盛岡・仙台で開催、仙台会場はオンライン参加も可能

盛岡会場は、2026年1月20日に盛岡駅近くのアイーナ・いわて県民情報交流センターで開催されます。仙台会場は、2026年2月16日に仙台市青葉区のハーネル仙台で開催され、同時にオンライン配信も行われる予定です。両会場ともにプログラム内容は共通で、東北エリアの支援者が参加しやすい形が整えられています。

■岩手会場
日時:2026年1月20日(火曜)13時30分~16時50分
場所:アイーナいわて県民情報交流センター5階会議室501
(岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号)
■宮城会場
日時:2026年2月16日(月曜)13時30分~16時50分
場所:ハーネル仙台4階青葉(仙台市青葉区本町2-12-7)


PMI支援は、これからの支援者に不可欠なスキル

今後、中小企業M&Aがさらに増加していく中で、PMIまで見据えた支援ができるかどうかは、支援者としての価値を大きく左右します。M&Aを「まとめる」だけでなく、その後の経営と組織が安定し、成長していくまで伴走できる支援者が、これからの地域経済を支えていく存在になります。本セミナーは、PMIに初めて本格的に触れる方はもちろん、すでにM&A支援に関わっている方にとっても、自身の支援スタイルを見直す良い機会となるはずです。東北エリアで中小企業支援に携わる方は、ぜひこの機会に参加を検討してみてください。

M&Aは、デューデリジェンス(DD)やPMIをどこまで丁寧に行えるかによって、その成否が大きく左右されます。とりわけ人事・労務分野は、表面化しにくいリスクが後から問題になることも多く、専門的な視点での事前確認と統合支援が欠かせません。M&Aに伴う労務デューデリジェンスやPMI支援についてお悩みの際は、豊富な実績を有する社会保険労務士法人ブレインズまでお気軽にご相談ください。

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