給与計算は外部に依頼すべきか
企業が給与計算を外部に依頼するメリットとデメリットについて、以下のように説明できます。
メリット
- トータルコストの削減：給与計算にかかる人材やシステムのコストを抑えることができます。
- 法令改正の情報収集と対応：税制や社会保険などの法令の変更に対応するための時間や知識の負担を外部の専門家に任せることができます。
- コアな事業への集中：定型的な業務に時間を割くのではなく、利益を生み出す創造的な業務に人的・金銭的資源を集中することができます。
- 季節的業務の人員確保がスムーズ：年末調整や住民税更新などの繁忙期の業務を外部に委託することで、社内の人員の調整や教育が不要になります。
デメリット
- 社内にノウハウが蓄積されにくくなる：給与計算の専門知識や経験が社内に残らなくなり、自社で対応する必要が生じた場合に困る可能性があります。
- アウトソーシング先との連携や管理が必要になる：給与計算のデータや書類のやり取りや確認、問い合わせ対応などのコミュニケーションや管理が必要になります。
- アウトソーシング先の信頼性や品質が保証されない：給与計算は従業員の個人情報や労働契約の根幹に関わる業務です。アウトソーシング先がミスや不正を起こした場合、社内の信頼や法的な責任が損なわれる可能性があります。
給与計算を外部に依頼するかどうかは、企業の規模や業務内容、コストやリスクのバランスなどを考慮して決める必要がありますが、今後は深刻な人材不足や賃金の上昇が見込まれます。給与計算外注を税理士に依頼する企業もありますが、賃金計算の専門家はどちらかといえば社会保険労務士になります。社会保険の改定、雇用保険の改定、月額変更など複雑な処理を間違いなく進める為に、また業務効率化・生産性向上の為にも給与計算は外注することを検討してもいいかもしれません。
給与計算のご依頼については、全国にクライアントがある仙台の社労士 社会保険労務士法人ブレインズまでご相談下さい。
